川上弘美
おととい、図書館で川上弘美の神様を借りた。
彼女の物語は、どれも、酷く現実的な世界に
非現実的な物が登場して、面白い。
それが、何かを象徴しているのか、どうなのか。
まあ、そんなことはどうでもよいことで。
ふふふ、面白いことを考える、などと思いながら
油断していると、ひょいと胸をつかれる。
やられた……、と思ったときにはもう遅く、
感傷的になっていたりしてしまう。
神様の中の夏休みも、そんな感じ。
最初は主人公の目で読んでいたのに、
途中で、梨の妖精だかなんだかに、キュン、として
しまったではないか。
- 作者: 川上弘美
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1998/09
- メディア: 単行本
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