横断歩道

近くの地下鉄に辿りつくまでに私は幅の広い通りを渡らなくてはならない。
私の出発地点からいくと遠い方の横断歩道を渡ることにしている。
近い横断歩道を渡って、危うく轢かれそうになったことが何度もあるからだ。
特に夜は危ない。その交差点はT字路になっていて、横断歩道が青になると
同時に前方からの信号で右折してくる車と格闘することになる。車はかなりのスピードに曲がってくるのだ。
そして歩行者を睨みつけるのだ。あれは何故だろう??こっちも青なのに。
そして、何台も連なってくるので結局横断出来ないこともあるほどだ。
それでもかなり強行に渡っていたのだが、勢いをつけたタクシーは歩行者を予測していなかったのか、あやうく轢かれそうになったことがあったのだ。そのうえ、タクシーの運転手には睨まれて、まるで私が悪者……。それからは、命惜しさにワザワザ遠い横断歩道を渡っています。いつから車が優先の交通社会になったの?
もっとゆっくりいこうよ。