図書館の気軽さ

本を読むのは大好きで
子供の頃からよく図書館に通った。
日曜の午後には、隣のマンションのさっちゃんと一緒にバスに乗って
区立図書館へ行った。
小学校の時には図書委員を務めたし
大学生の時にで図書館でアルバイトもした。
そのせいか、引越しのときには、図書館に歩いていける距離
と、いうことがとても重要になる。
 
本を読むのは好きだが
本を集めるのはあまり好きじゃない。
引越しのときに大変だし、だいいち、置く所がない。
それでも、気が付くと、本だらけ。
持ってる本は、どれも、お気に入りの特別な本で、
センチメンタルな思い出が詰まっていたり
なんども、読み返したくなるのばかり。
だから、本を買うのはとても勇気がいる。
なぜなら、どんなにすばらしい本でも、私と気が合うとは限らないから。
それに、一度読んでおしまいになれる本は置いておきたくないから。
 
だから、図書館はすばらしいとおもう。
どんな本でも気軽にもって帰れる。
お風呂に持ち込みやすいから、ビニールのテープカバーがしてあるのもよい。
 
面白いだけの本でも、私には難しすぎる本でも
図書館だと、気軽にお友達になれる。
けれど、思わず、仲良しになってしまう子もいる。
そういう子に出会うとちょっと困る。
買ってしまったのなら、得した気分で本棚に収まるのだが、
図書館の本だから、返さなくてはならない。
でも、もう、一度(もしかして二度も三度も)読んだから
買うのはちょっと、気がひけて。
でも、図書館にいけば逢える、とおもうとちょっと安心。