散文

パーフェクト・サンデイ

バターたっぷり ホットケーキ レモン浮かぶ アールグレイ 低糖ヨーグルト 富士リンゴ 目玉焼き あったかお日様洗濯日和 ギターとあなたで完璧な日曜の朝

おめでとう

制服の私達は遠く 違う場所に通う毎日 それでも「おもいで」という 言葉では表せない 思いがある 私達はいつまでも子供のまま 大人のルールなんて 関係なかったの 二人で歌える歌は 数え切れないほどあるのに 新しい人生を歩み出す あなたに 素直に言えるの …

あなたといると

あなたといると 優しい あたたかい うっとりとした 気持ちになる そして ときどき 酷く残酷な気持ちになる コーヒーに まんまるお月さんを映し ガブリと飲む

ピンク

女性作家の本たちは ピンク ももいろ はるのいろ キュートで色っぽいいろ 私の本 表紙もページもあとがきも ピンクピンクさせてみよ

二人になりたい

一人になりたい二人 二人になりたい一人 今日は燃えないゴミの日

春の恋

生後3週間目の春の恋 マナーモードは常にオフフ

春一番

歩道橋で すれ違い 振り返り 春一番が 僕に吹く朝

遠回り

標識なんかなくたって きっとたどり着く 本能ナビ搭載だから 道に迷ったって いいじゃないか 人生に遠回りはない

忘れられない歌がある 雨の匂いに誘われて 口ずさめば 十数年の月日など 一瞬にして消え去る

ギター

ギターの音に 涙がでる メロディーや歌にではなく 奏でるあなたの思い出に 涙はでる

恋愛

深夜の遠距離電話 友達の恋の進展をあなたに報告するの おもしろおかしく脚色付けて 笑い声の音量は大 ああ もう恋愛はこりごり 心の底からそう思う アイ・ラブ・ユー

蜘蛛の糸

下にいるあなたのために 蜘蛛の糸たらすも気づかず 苦しむあなた 違う男が昇ってきたら それをあなたとするとしようか

ローソン

眉なしで 土曜の朝からビールとアイス 3時におでん ばっちり決めて 月曜の朝は野菜ジュース 帰りに肉まん わたしの全てを知っている ああローソン

男ありけり

82歳になって恋をして失恋をして それでも嫁さんがほしいという男ありけり 32歳になって恋はこりごり 結婚なんてしたくもないという男ありけり99歳になって夢を忘れず 寝る間を惜しんで絵を描く男ありけり 29歳になって夢がわからず わからずわからず投げ出…

信じている

わたしはまだ人間を信じている 戦争は止めることが出来ると 平和を選ぶことが出来ると わたしはまだ信じている 人気blogランキング参加中←(^_-)-☆

今日

日は沈み 夜に眠れば今日は終わる 必ず終わる だたそれだけを頼みに 生きている

小鳥がおどる

川の小石の上で 小鳥がおどる くるりくるーり ひだりにみぎに くるーりくるい 人気blogランキング参加中←

バレンタイン

言葉では表しきれないこのきもち チョコレートに代弁してもらう 口で溶けてあなたの心まで流れこめ

ちょっぴり

ホームに降り立った あなたの姿を あなたがわたしを見つける前に見つけたの 他人顔のあなたに わたしはちょっぴり萌え 人気blogランキングへ←ポチッとね

猫と同じ

あなたはめずらしく風邪をこじらせ ふとんの中から苦しそうな咳 熱っぽい顔してあなた 「めちゃ好きだからな」 だって 弱ると媚をうるところは 猫と同じね 人気blogランキングへ←ポチッとね

拒み続けてきた男

拒み続けてきた男にあった あいかわらずいい男だ 「元気そうだ」男はどこか悲しげに言い つられて悲しくなる 飲み込めれまい、と もう一人じゃないことを告げる 拒むことでこの愛は どんどん美しくなっていく

ふゆのキス

ふゆとキスをした とろけるようなキス おもったよりあったかかった ふゆはくすくすわらい くすぐったかった ふゆのキスはそらのあじ

ホヤホヤ

レーザープリンターから プリントアウトされた 原稿は 生まれたてのホヤホヤ 両手に温かい誇らしげに掲げてみる 人気blogランキングへ←ポチッとね

愛は盲目

愛は人を盲目にさせるという けれども それに頼りすぎないでほしいのです

それだけ

あなたは生きているだけでいい ただそれだけで わたしを幸せにするのだから 本当よ 人気blogランキングへ←ポチッ

はるは

はるはやってくるか 今年もやってくるか 深い雪をとかし 灰色の雲を吹き飛ばし 花を散らせるか一昨年のように はるは はるは

メッセージ

電話をしない メールを送らない 会わない 伝えないというメッセージもメッセージとなって伝わる 今日は大島がよく見えました 人気blogランキングへ←ポチッとな

湯に浸す

「帰っておいで」 その一言で 本当に帰って来たしまったぼくを見て あなたは驚きはしなかった 本ばかりあるのこの部屋でぼくは冷えた足を湯に浸す

別居

こころと別居生活をしてみないかと相談している どちらが出て行くか決めかねている

ゾクゾク

おニューのサインペンで あなたの苗字を書いて 続けて わたしの名前を書いてみた 背中がゾクゾクした とってもいい芝居を観たときのゾクゾクに同じ あわてて紙をクシャクシャにした わたしの背中 あれからずっとゾクゾクは抜けきらない